ピーターシャム・ナーサリー

明日おこなうジェオグラフィカでのワンディ講座に、多数のお申し込みありがとうございました!ほぼ満席の状況なので、ちょっと狭いかもしれませんが、よろしくお願いします。
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今日ふとイギリス関連の記事を読んでいたら、以前取材した「ピーターシャム・ナーサリー」のトップシェフがやめたとのこと。昨年1月にはミシュランの★も獲得していたらしい。
やめた原因が「どんなによい料理を出しても、がたがたするテーブルや屋外にあるトイレなど、ミシュラン人気の客を満足させることはできない」そうだ。要は贅沢を求めてくるお客がきてみたら、地方の農園にある屋外の簡単なティールームみたいなところだった、ということだろう。
あそこはそうしたギャップを狙ったレストランだから、文句をいうほうがおかしいと思うのだけれど、お客さんが増えていったら、そのよさを理解するよりも、コストパフォーマンスのほうをうるさく言うのかもしれない。
私のときは、コーディネーターさんのおすすめで行ってみて、気にいったら本に掲載、ということにした。もう5年前の話だが、当時でも予約がまったくとれず、取材だということで、無理に1テーブルあけてもらったのだった。
私としては料理を食べてみて、以前ニュージーランドで行った農園にある高級レストランを思い出したので、いよいよロンドンもそんなヘルシー&オーガニックになってきたのかというのがおもしろかったのと、料理がおいしかったので掲載してみた。
その後もいろいろな人から評判を聞いたし、日本の雑誌でも次々紹介されたけれど、大都会ロンドンではあのスタイル、万人受けが難しいのかもしれない。たしかシェフは経営者と友人だったから、その関係もどうなるのかなあ。

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