米アカデミー賞を見てふと思う

コリン・ファースの受賞スピーチを聞き逃してしまったので、WOWOWで録画したアメリカ・アカデミー賞の授賞式を見た。以前は楽しみにしていたこのショーだが、最近がまったく関心がなくなったのはなぜだろう?と考えながら見ていたら、受賞した作品のほとんどが、まだ日本で公開されていないので、受賞する人々のほとんどを知らないからかな、と。
そう思ったのも、先週末に「英国王のスピーチ」を映画館に見に行ったときに、長々と見せられた予告編映画の数々が、今回受賞していたからだ。

思えば子供の頃は、洋画が日本にくるのはもっと遅くて、雑誌「ロードショー」や「スクリーン」での前情報を読みながら、ワクワクしながら待っていたっけ。
最近は半年か1年くらいで封切られるし、あるいは世界同時上映なんてこともあるのだけれど、この時代にこの時差はありすぎる。それも映画館に足を運ばないと情報が得られない、ネットでひろい読みしても、よっぽど関心のある俳優がいないかぎり、たぶん授賞式を見てもつまらなく感じただろう。
最近また映画館に足を運び始めた。テレビを買い換えて画質がよくなり、DVDやWOWOWをまた見始めて、それが映画館に行くきっかけにもなった。昨今映画館も厳しい状況だけれど、両者がうまく成立するやりかたって、ないものだろうか?